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「ニタイ ピリカ」はBL漫画・小説(たまに非BL)の感想を好きなように書いたブログです。ネタバレしてますのでご注意ください…
 

 

 
花とスーツ (ショコラコミックス)花とスーツ (ショコラコミックス)
(2014/06/30)
伊東 七つ生

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美しい絵柄の伊東さん、いや絵柄だけでなくお話も大好きです。

表題作はスーツの似合う美人な年上受けでした。ゲイの受けは不倫をしてしまい、公園事務所に左遷されます。
攻めはそこで植物に愛情持って働く年下です。しっかりしていて、攻めが好きで失うことを怖がる不器用な年上受けを、ちゃんと理解する優しい攻めでした。

同時収録作の『白紙』、『紙風』も良かった。個人的にはこちらが好みでした。
煮詰まって南の島へ逃げてきた小説家と、地元の高校生。
作家を目指す、きらきらした眼差しの高校生が、読んでいて眩しかったです。
“風通し”って、“ときめき”のことなのかな??
小説を通してお互いの人生に関わっていく。BL要素は薄いけれど、二人の間に始まる予感のようなのも感じられて。素敵な作品でした。

これは余談ですが、伊東さんの東巻本も読みたい! もう美しいんですよー…。


話変わりますが、結局ポチらずに探して買った、こちら。
BABY Vol.5r (POE BACKS)BABY Vol.5r (POE BACKS)
(2014/06/24)
恋煩シビト、赤星ジェイク 他

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前号と比べて厚くなった気がしたのは気のせいかな~?? 読み応えありました。
シビトさんの新連載は三角関係っぽいし、ぴいさんのお話は秋にコミックスになるとのことで楽しみです。
あと、梶本さんの新連載も!  タイトルの『コオリオニ』って鬼ごっこ的な遊びのこと?? まだ始まったばかりなのに、何でだか気が急いてる(笑)。
企画ものの「痛いエロ」の市川けいさんのお話、面白かった~。新しい扉開いちゃった二人、続きあったらいいのにー!


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近距離恋愛 (GUSH COMICS)近距離恋愛 (GUSH COMICS)
(2012/08/09)
伊東 七つ生

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伊東さん、2冊目のコミックス。私ん中では作家買い決定な方です~。

相変わらずの綺麗な絵柄で、独特な伊東さんの世界です。
全くエロなしもある、恋の始まりの話の短編集でした。

『近距離恋愛』
幼稚園からの幼馴染の大輔と河(こう)。大輔は20年間、河に告白しては振られてる。
それが河があっさり承諾して、友情から恋人に変わるまでがすごく丁寧だと思いました。

先のこと考えてない大輔だけど、それに河が救われている感じがしました。
河がペンキ絵の修業を5年もしていて、それが大変だったりして、
色々考えてしまうのも無理ないんだけど。

大輔の一重のすっとした目元がきれいだな、と思って読んでました。
私は伊東さんのキャラの、目が特に好きみたい。

あとがきにもあったけど、この二人、受攻が決まってなくて。
色々競ってみるものの決まらず…なんだけど、どっちでもいいから読みたかったです(切実)。

『影のわずらい』
不思議な余韻のある話でした。一番しっとりした感じのラストだったなぁ。
38才のライター・今と23才の就職浪人・三千彦。
二人は親戚なんですが、外見でなく思考や何だろう、感覚みたいなものかな? あまりに似ていてます。
似すぎていてそれが嬉しいけど、相手がどう思ってるかを考えると不安になって。
それは三千彦に目眩を起こさせるほど。どんだけ好きなんだろうか…。
だけどそれは決して出していけないもので。

悩んだ三千彦は、電話をかけようとします。そのタイミングで、今から電話がかかってくる。
そこまで似ているならきっと、と期待出来るラストでした。

『床屋のカノン』
床屋の主人・梶とお客の小鹿。
電車が廃線になって過疎化が進んで店を廃業する、ってBLなんだけど地方の抱える問題も描かれてる。
と思ったけど、大げさかな…。大げさだね…。

梶は小鹿が来るのを楽しみにしてます。耳を真っ赤にして梶に憧れてる小鹿の気持ちに気づきながら、客以上の関係になるのを面倒にも思ってる。
やがて店は廃業して、久しぶりに訪ねた小鹿は髪を切ってもらう。
彼なりに梶の近くにいるにはどうしたらいいかを、考えたんだと思います。
成長していた小鹿と、面倒と言いながらも嬉しそうな笑顔の梶。
ほのぼのしたラストでした。

『発熱地帯』
おんぼろアパートの隣同士で、押し入れの壁が壊れたことで親しくなります。
それまでは壁の薄い部屋で、声や物音だけで相手を認識してました。
絵を描いている宮本は、自分は社会不適応だと卑下していて、
会社員の規則正しい峯をすごいと思ってる。
峯は峯で、宮本を一人で仕事を管理出来てすごいと思ってる。同じことの繰り返しの日々に不安を抱いていた。

峯の弱い部分を見せられて、励まして、でもそれは自分をも励ますことになった気がしました。峯の存在が宮本を変えていった、というか。
ずっと一人でいると、自分なんかって卑下しがちになるし。

友情をすっとばして、恋が始まったのも納得です。
あんな真っ赤になってるんだもん、二人ともそうだよね。

峯が下まつげの長い、垂れ目の美形なんです。彼が受か攻か、すっっごく気になる!
しかも色気あるんですよ、この人。
宮本は黒髪ロン毛で、私ん中では受のタイプなんだけど、攻な気もするし…。 
妄想すんのは得意だけど、最近このパターン多くて若干虚しくなってきた…。


『麗人』で読んだような、大人のエロさを勝手に期待していたので、
もうちょっとエロさがあったら、尚良かったなぁ……。レーベルの違いなのでしょうか?
まぁ、私が一方的に期待し過ぎたせいだよね…。
次回はゼヒ!と、また懲りずに一方的な期待をしています(笑)  
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ロマンスの箱庭 (F-BOOK comics)ロマンスの箱庭 (F-BOOK comics)
(2012/01/17)
伊東 七つ生

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『麗人7月号』で初めて、伊東さんの作品『他人の空言』読みました。
週末だけ知らない者同士として、同じ部屋で食べて、眠って、抱き合って。
エロさはあったけど、更に純情さみたいなのも感じられた、大人の恋というか…。
とても良かったです。

んでその後、これ見つけて買ったのですが、色んなタイプの短編集でした。
引出しのたくさんある方ですね~。 
この1冊はファンタジー色が強かったです。つーか、ほぼかな? 

絵が上手で、もう伊東さん独特の世界というか、誰も描けないような世界だなぁって思いました。
せいぜいキスで、エロさは無いです。始まりの予感で終わってます。
だから『麗人』の話はエロかったなー、と今さらながら。麗人仕様だったのかな??

3年位前からの作品が収録されていて、『他人の空言』よりも線が細くて描き込まれている印象受けました。いくつかの感想書いています。

『ロマンスの箱庭』
伊東さんの描く目の大きなキャラは、とても印象的な目をしてます。
ガラスのような眼球が色素薄そうで、睫毛も長くて…。
フラスコの中に生きた庭を作る「箱庭」の実習に手惑うマサタカは、
寮の同室の国立に見学を願い入れます。

同室でも生活サイクルが違うので会話はなかったけど、
その晩はよく話して、眠気覚ましに庭に出て、マサタカは国立の大きな目に惹かれる。
それは国立の作った作品と同じ“本物”の目だった。

国立の目を想ってマサタカは、課題の箱庭を作り直します。
一晩過ぎたら、同じ日常が少し違って思えるなんて、恋を自覚したからのような…。
ほんとに淡い感じで終わったお話でした。

『うつしがみ』
これが一番好きでした。高校の元同級生同士。再会ものって好きです。
人気占い師の木島が、霊感のようなものを持つようになったのは10年前。
高校の同級生の土屋は霊感で苦しんでいました。木島はいつものように励ますのですが、不意にキスされてしまう。
木島はそれから目に見えないものが見え感じるようになり、まさに口移しされてしまった。

偶然出会った土屋はとても苦労していて、目に見えないものを怖がるよりも、
現実を生きるので精一杯でした。
10年前も助けてあげたいと思って、再会した今も助けてあげたいと思う木島。
木島と話して、土屋の心に余裕が出来ていきます。
当時は美少年だった土屋(親の離婚で苗字変わってますが…)が、
作業着の似合う苦味ばしった美形になっていて、萌えました。
木島のこと大好きだよ、この人。それに絶対攻だな…、きっぱり。

『光達距離』
灯台守をしていた兄が自殺し、その兄へ会いに来た男と弟の手紙を介した
少し淋しく、でも希望を感じました。
兄を亡くした弟と兄と文通していた男の、新しい未来が感じられました。

妻を亡くした中年のデザイナーと、彼の担当になる青年の話は、
私にはちと難しかった…。

架空の国の地方の村が舞台の、魔法を学ぶ少年と 転入してきた旅の一座の少年の話。
見世物はただのトリックなのか、それとも本当に魔法を扱う一族の皇子なのか。
匂わせたままで終わりますが、負けん気の強い少年にやる気と希望を持たせて
また旅立ってしまった皇子(多分…?)のラストの笑顔が爽やかでした。

また読みたい作家さんです。  
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立夏

Author:立夏
BL大好きで感想・思ったことなどを、好きなように書いてます。
好きな本ばかりなので、独りよがりなってる自覚はあります。

ほとんどネタバレしてますので、ご注意下さい…。

記事に拍手や拍手コメを、いつもありがとうございます。
拍手コメのお返事は、該当の記事に書かせていただいています。お時間ある時に見ていただけたら嬉しいです☆

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