![]() | ぼくのせんせい。 (ビーボーイノベルズ) (B-BOY NOVELS) (2013/10/18) 岩本 薫 商品詳細を見る |
岩本さんのお名前はよくお見かけしてましたが、初めて読みました。
高校生☓副担任。攻めはマンションに一人暮らしするイケメン。
受けは地味で、鉄オタな社会科の教師です。
先生受け大好きだし、腰乃さんのイラストに惹かれたのもあります。
表題作と他二本収録。『ぼくとせんせい。』 『せんせいとぼくのハニーデイズ』は書き下ろしです。
受けの秘密を握って、攻めは「俺の奴隷になってよ」と脅します。
週末に自分の部屋の掃除をさせますが、受けは料理は出来ず。仕方なく攻めが作って、二人で話しながら食事をし、そろそろ受けが帰ろうと言い出す。
それに寂しさを覚え、帰ってほしくないと攻めは思う。過去の彼女達に、そんな気持ちを持ったことはないのに。
この辺が良くも悪くも、高校生っぽい気がした。奴隷つっても、二日間限定だし。
もっとヒドイのを想像した私が悪いんだろうんな…(^_^;)。
いや、“キチク”なんて書かれたらさー、期待するよねー…。あ、カタカナなのは“鬼畜”よりもライトってことなのか…?
無理矢理いたすのですが(あ、これがキチクか)、初めてな受けを気遣ってた所もあったので根は優しい気がした。
その後、告白したもののつっぱねられて、攻めは頑張る健気なワンコになってました。こっちが本来の攻めなんだろうな。
試験で学年1位になった時に話しかけると、攻めの本気を見せられて、かつ距離を置かれて、受けの中で攻めの存在が変わっていきます。
攻め視点と受け視点が、交互になって進みます。
同じ台詞が出るのは、別視点だから当然なんですが。私には少し、くどく感じてしまいました。
あと攻め視点の時の語り口が、たまに引っ掛かってしまった。
他の既刊を読んでないので、それが岩本さんらしさなのかは分かんないんだけど…。でも読みやすかったです。
腰乃さんのイラスト、すごく合ってます。
巻末にミニ・コミカライズ収録されてますが、いっそのこと全部でもいいんじゃないかと思いました。読んでみたいなー。
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