![]() | ウサギの国のナス (幻冬舎ルチル文庫) (2013/06/17) 松雪 奈々 商品詳細を見る |
先週末、一気に新刊が7冊届きました。
一日一冊読んで7日連続で記事にしようと思ったのに、日曜で早々と挫折…。無理だろうなとは思ってたけどさ…。
日曜に神宮に行ったら、その日は夏大祓という行事らしく、生まれて初めて茅輪くぐりをやりました。んで、夏大祓も。人型の紙に名前と年書いて、撫でて息を吹きかけるんです。それはお祓いの後に石狩川に流すそうです(有料です)。私の厄や穢れを乗せた人型は、川から大海原へ…。なんかロマンを感じたお祓いです。
前置き長くてすみません。
目を惹く面白いタイトルですねー。読みやすくてすいすい進みました。
前作も面白かったけど、こちらも面白かったー。秋芳が気になってたので、彼も幸せになって良かったです。
専門学校の学生・那須は、前作の稲葉と同様に大久島で白い子ウサギの後を追って、気が付いたら海岸に寝ていました。案の定大騒ぎで、那須の名前から勝手に「式神」扱いされます。
話が噛み合わないウサ耳族の会話は、相変わらず面白いです。こっちの話を聞かず、どんどん進行してっちゃう(笑)
ウサ耳に触るのは変態行為って、どれほどの変態行為か今回で具体的に書いてあったので、ちょっと納得(笑)。
秋芳と那須の関係もまた良いです。どっちかが庇護するのでなく対等で、お互いを信頼して。那須が見かけとちょっとギャップあって、けっこう男前です。
兎神と陛下の関係は崇拝に近いものを感じます。もちろんそればかりじゃないですが。
こっちの二人は年も近いし、那須視点なので友情から恋へって感じかな。
でも秋芳は那須を性的な意味込みで好きだから、相当我慢をしていて。日本に彼女がいるという那須の嘘を信じて、交わりも我慢して我慢して倒れちゃったり。
見送りには行かないと言ったのに、離れた場所で見つめる秋芳に切なくなりました。
男は初めてだしそういう趣味もない那須だけど、だんだんと秋芳に惹かれていきます。その変化が伝わりました。元々友情から恋へって話が好きなので。
妙ちくりんなファンタジーかな?という読む前のイメージを簡単に吹き飛ばす、種族を越えた恋愛物語でこのシリーズ好きです。
次はぜひ九里でお願いします(笑)! 2作とも日本人が受けだったから、次は攻めてもいいんじゃないかな…。
だめかな…、読んでみたいな…。(小声)
『雨の下の君に捧ぐ』 『カナさん』 『俺と部下の恋の先』
に拍手とコメントをいつもありがとうございます!
以前の記事にもいただいて嬉しいです~。
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